今回の内容は私の体験談で、素人の記事 です。
自己判断で対応される場合は、自己責任でお願いいたします。
自分の備忘録として、及び、同じような怪我をして経過が気になる方の参考までに記事をアップします(自宅での治療を推奨するものではありません)。
指先を怪我した
ちょっと怪我をしまして…。
スライサーで皮膚きりとっちゃった!っていうのに近いのですが、プラスチックの連結部分を外そうとしててガッとやっちゃって、指先の皮膚がちょっととれちゃいました。
大きさは3㎜×5㎜で、深さは多分1-2㎜くらい?記憶が曖昧ですが、この時は、完全には外れていなかったように思います。すぐに患部をおさえて止血したからか、浅かったからか、ほとんど出血はなかったんだけど、そうは言ってもいつもの傷よりちょっと深い…。小さいけど地味に痛いやつ。
この後仕事に行かなくてはいけなくて、とりあえず家にあったケアリーヴを貼って出かけました。ケアリーヴって、ハイドロコロイド素材が使われているから、湿潤療法*に使うことができるんですよね。今回みたいな怪我に丁度よいかと思って…(*'ω'*)
* 湿潤療法とは、傷が乾かないように湿った状態を保って治す治療法。怪我の種類によっては、湿潤療法が適さないこともあるので、注意が必要です。
幸い痛みもあまりなく、翌日貼り替えようとすると…
と…とれちゃった…!!😱
粘着面が強すぎて、(多分外れかけていた)皮膚が完全にとれてしまいました。
ええええ。
時すでに遅し。
いや、こんな粘着面すごかったっけ、これ。
どのくらいすごい粘着力だったかというと、強力なガムテープ並みと言ってもいいんじゃないかというくらい…粘着面にくっついてしまった剥がれた皮膚を回収するのも一苦労でした。でも大事な皮膚だから頑張って回収しました。。
※ マネしないでください。
なんでこんなことに…😭よく見てみると、ケアリーヴの使用期限が大幅にきれていました。このせいなんじゃ…。
あと、とれにくいからって、力尽くでやったのも失敗。水で濡らすとか、なんか工夫すればよかった…。
でももう取れちゃったのは仕方ない。(@_@。
ケアリーヴが悪いということではなく、使用期限を守らないと大変なことになるかもしれないよっていうお話です。ただ、この製品に限らず、使用期限内でもすごくくっついてしまうことはあるようなので、そんなときは水などを使って、ゆっくり丁寧に剥がしていくのがよいですね。
取れた皮膚をどうしようか問題
もう完全にとれてしまった皮膚ですが、見た感じまだなんか「生もの」って感じで、色は正常な部分の皮膚と同じ色で悪くないし、弾力もありました。それに完全に取り外してしまうと、痛い。ものすごく痛い。私の中に、外れたから捨てるという選択肢はありませんでした。
どうするのが正解か分からなかったけど、とりあえず傷口と取れた皮膚を水道水で綺麗に洗って (めちゃくちゃ痛いけど我慢。泣)…戻しました。
あたかも取れたことなんかないかのように。もとあった場所に。
シワの位置もずれないように丁寧にピッタリと。
今回は、良いのか悪いのか、変形した円錐状みたいな形で皮膚がえぐられていたので、元の位置に戻すだけでうまく固定できましたが、薄くスライスだったら、のせるだけではうまく固定できないかったかもしれません。今回みたいに受傷してすぐに病院に行けない場合はテープか何かで固定するしかなかったのかなあ。いや、そんな時は何としてでも病院に行った方がいいんだろうな。
さて、元の場所に取れちゃった皮膚をのせたのはいいけど、固定も兼ねて湿潤環境を保てる何かを貼っておきたい。あと、交換の時にできればくっつきにくいものの方がいい。。
新しいハイドロコロイド製品を買うのでもよかったのですが、ネットを調べまくって、これ買ってきました。
プラスモイストというドレッシング材です。傷が乾かないように、湿潤環境を保てるものらしい。あと、傷口にはりつきにくいらしい (はりつくこともあるらしいけど)。
膿んでいたりとか、感染していそうな時は使えないのですが、幸い傷口は綺麗だったので、使ってみることにしました。適当な大きさに切って、説明書通り傷口に貼り付けるだけ。シート自体は粘着力はなくて、シートをテープで固定する仕様です。
本当は、これを使用するときは、原則軟膏やクリームなどと併用しないように、とのことなのですが、滲出液があまり出てなくて、湿潤環境が保てそうになかったので、自己責任のもと、プロペト (白色ワセリン) を塗ってからプラスモイストを貼りました (なのでこのやり方は推奨しません…)。その後、のせている皮膚が動かないように、上からガーゼを固めにあててテープで固定しました。
ちなみに実はこの時キズパワーパッドも購入したのですが、こちらはケアリーヴ同様、若干粘着力があって、とれた皮膚に貼り付ける勇気はなかったので、今回は使用しませんでした。
2日目までの状況と調べたこと
さて、今回私がやったことですが…
1日目
- 指を怪我する
- 止血する
- 水道水できれいに洗う
- 使用期限のきれたケアリーヴを貼ってしまう
2日目
- 貼り替えの時に皮膚が完全にとれてしまう
- 怪我したところと、取れた皮膚を水道水で洗う
- 元の位置に戻してプラスモイストで固定(ワセリンを併用)
早く病院行けよって思われるかもしれませんが…受傷したのが週末で、しかも休めない仕事があったので、自己判断でこの対応になりました。
とはいえ、私の対応は果たして正しかったんだろうか…?
とれてしまった皮膚をのせておいても良いものなの??
ネットサーフィンをした結果、以下の記事に辿り着きました。
一番大事なのは、切り落とした皮膚を探して、一緒に病院やクリニックに持って行くことです。
~略~
もし、くっつかなくても自分の皮膚で覆う方が、どんな軟膏や被覆材(キズを覆うための医療材料:絆創膏やキズパワーパッドなど)よりも治りが早くなります。
そうか、自分の皮膚で覆っておいてよいのか。
なんとなくホッとしました。ていうか、病院行くべき案件だった?
とれた皮膚がくっついた
3日目。朝、シート交換のために傷をみてみると…
なんか一回とれた皮膚がくっついていました!!
わっ(∩´∀`)∩
一回完全に外れたからあきらめていたのですが…。くっつくこともあるんですね。
水道水で優しく洗いましたが、痛みもなく、外れる気配もなく、でした。
結局3日目に病院に行った
色は悪くなかったし、なんか自然に馴染んでいるので、そのまま様子をみてもよさそうだったのですが、そのままもとの場所に取り込まれるのは正解なのか。一度外れた皮膚は腐ったりしないのか…。
3日目に突入していたので迷ったのですが、形成外科の先生に診ていただくことにしました。小さい傷ですが、変な治り方したら嫌なので。。(変な治り方というか、傷跡ができるだけ残らないで欲しいということです。。違うタイプの怪我ですが、放置して、膿んで、傷跡が残った前科ありなので。)
結論から言うと、のせておいてもOK、くっついたらそれはそれでOK。仮にくっつかなくても取れるだけなので、のせておいて問題なし。
私の場合、受診時点で見た感じ7-8割くらいくっついていて、多分完全にくっつくんじゃないかなと言われました。
皮膚移植と一緒で、真皮層があったらくっつく可能性があるみたいでした。
表皮だけだったらくっつかないと理解しました。
(間違っていたらごめんなさい)
※ ただし感染症には注意。感染しないように清潔にしておくこと。
状態を見ていただいた後 (と言っても、くっつき始めていたので、深さがわからないねって話をしつつなのですが)、感染症予防に抗生剤入りの軟膏を出していただき、それを塗って、ガーゼで圧迫してしっかりめに固定するよう教えていただきました。ガーゼ交換する時は、綺麗に水と泡で洗ってねとも。
4日目 ほとんどくっついてた
1週間くらいでくっつくのでは、と言われていたのですが、4日目にはもうほとんどくっついているように見えました。
最後に
1週間くらいで生着して、2-3ヶ月は丁寧に処置した方が良さそうと認識しているのですが、どうなんだろう。病院行った時に聞いておけばよかったー。くっついてたら来なくていいですか?しか聞いてないよ。笑
まだ綺麗に治ってくれるか不安なのですが、とりあえず、強い刺激がかからないようにするのと、創部は日焼けはしないようにしておこうと思っています。
適当なイラストで申し訳ないですが、、皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の三層構造になっています。皮下組織の下が筋肉。
素人なのでよく分かりませんが、今回は、表皮と思われる部分と少し性状が異なる部分も一緒に取れていたので、一部真皮まで削っちゃったかもしれないなと思ったりしています…。
真皮は再生しないので、真皮がない場合は、コラーゲンが増殖して傷の部分を修復するとのことですが、真皮があれば生着して、再び真皮として活動してくれる…という認識なんだけどあってます?
どちらにしても、今回、とれた皮膚がくっついてくれたので、見た目の治りが早かったのではないかと思います。痛いの我慢してとれた皮膚を回収してのせておいてよかった。。
経過については、またそのうち記事にするかもしれません。
それでは今回はこのへんで。ヽ(*´∀`)
今回参考にさせていただいたサイト
知識が乏しいので、いろいろなサイトでお勉強させていただきました。
- 手をケガをしたらどうしたらよいの?|練馬区 練馬駅 形成外科 皮膚科 – よしクリニック
- 症例50:ピーラーによる皮膚剥離 | つかもと内科
- 手のケガ|一般社団法人 日本創傷外科学会 一般の皆様へ
- 傷跡(未成熟瘢痕)のケア | きずときずあとのクリニック
- 皮膚移植とは?簡単にわかりやすく解説!| コラム | TOKYOひまわりクリニック
- 皮膚移植について
繰り返しになりますが、今回の記事は素人の体験談なので、そんな人もいたのか、程度にしておいてください。自宅での治療をすすめるものではありません。怪我をされた際には、病院を受診してくださいね。