無意識にたくさん顔を触っているかもしれません。接触感染予防には、顔を触らないよう心掛けることが大事。

新型肺炎、できる対策はしておきたいものですね。

日常生活で接触感染を防ぐために気を付けるべきことは何でしょうか。

 

接触感染をおこすウイルスや菌などがついた手で

口や鼻を触ると、接触感染が成立しやすい ので、

予防するためには、

・手をできるだけ清潔に保つ

 →多くの人が触るところは極力触らない。

 →丁寧な手洗い、消毒をする。

・ウイルスや菌などが特に目や口、鼻に入らないようにする

 →できるだけ顔を触らないようにする

ことが大切になります。

 

無意識に顔を触っていませんか

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普段は、どのくらい顔を触っているかなんてあまり気にすることはないかと思います。

ただ、自分は結構頻繁に顔を触ってしまってるなと思うことはあります。

なぜなら気づいたらメイクが手についていることが多いから (笑)。

分厚い手袋をしているときに顔を掻けなくてむず痒かったこともあったり。

みなさんはいかがでしょうか。

 

顔をどのくらい触っているかを調べた研究

こんな報告があります。

顔を触る行動: 手指衛生に影響する頻度の高い習慣

Face touching: A frequent habit that has implications for hand hygiene.

Am J Infect Control 2015; 43(2): 112-114

 

とある大学の医学生さんを対象に、講義中に撮影目的を知らせずにビデオ録画をして、

どのくらい顔を触っているかを調べたそうです。

 

その結果がなかなか興味深くて、

学生さんが顔を触った回数は、1時間あたり、平均23回 だったそうです。

わりと手遊びをしてしまいそうな 講義中 (え、自分だけすか ('◇')?) という環境下

とはいえ、結構多いと思ったのは私だけでしょうか…。

 

その内訳は、

眼、鼻、口を触っていたのが44%

耳、頬、あご、額、髪を触っていたのが56%

 

眼は1時間平均3回

鼻は1時間平均3回

口は1時間平均4回

 

だったそうです。

 

てことは、

眼、鼻、口だけでも1時間に10回前後触っていた ということになりますね。

 

こうして記事を書いている私も、この時間だけでも、

目をこすったり鼻やら髪をさわったりと

手が大忙しであることに気づきました…。

 

 

特に外出先では、顔を触らないように心がけることが大事

上記の報告は講義中の学生さんの観察ということでしたが、

それ以外の条件下で観察した別の報告でも、

1時間に顔を触った回数が 平均3回 くらいだったなど、

少なくとも数回は顔を触っていたそうです。

  

ということで、

「無意識でいると、顔は触ってしまうもの」と認識した方がよさそうです。

 

手にウイルスや菌が付いていると、

うっかり顔を触ったときに接触感染してしまう可能性があるので、

こればかりは、意識して顔を触らないように努めるほかないですね。。

いろいろなものを触ることが多い外出先では特に。

 

なお、手袋やマスクなどをしておくと、

うっかり顔を触ってしまう頻度を減らすことはできるかもしれません。

そこまで寒くない時は手袋自体持ち歩いてないかもですし、

マスク…品薄なのでこの手段はなかなか難しいかもですが…(*´д`)

 

 

最後に 手洗い、消毒ももちろん大事、トータルで予防を

繰り返しになりますが、

意識して顔を触らないようにしないと、顔は触ってしまう可能性が高いです。

だから、外出先などでは顔を触らないようにより心がけたいですし、

触ってしまっても大丈夫なように、

出来るだけ触る必要がないものは触らないようにして、

適切な手洗い、消毒をして、出来る限り手指を清潔に保つようにしておきたいですね。

 

 

 

手洗いの話アップしました。2020.2.29