先日寝違えたのか何なのか、肩を痛めました。
シップを貼って、少し楽になりました。
ようやく よくなってきたところです。
さて。
ドラッグストアなどで販売されているシップには、
冷シップと温シップがあります。
あと、消炎鎮痛作用のあるお薬がしっかり含まれるものと、少ないものがあります。
今回は、どうやって使い分けるのがよいかについてまとめました。
基本的には、
冷たい方が気持ちいいなら、冷やす。
温かい方が気持ちいいなら、温める。 ということでいいみたいです。
冷シップ
急性の炎症に効果的。赤く腫れている、熱を持っている場合など。
例えば、打撲、捻挫、筋肉痛、ぎっくり腰など。
最初の5~7日間頃。
シップ中の水分が気化する時にヒンヤリ冷却効果。
冷やすことで、腫れをおさえて、炎症がひろがるのを防ぐ。
▲うちにあったシップ。これは冷感シップですね。
温シップ
慢性の炎症に効果的。
お風呂で温めて気持ちがよかったり、さすって気持ちがいいなら 温シップ。
肩こり、腰痛、神経痛など。
※ ただし少し刺激が強いので、肌が弱い方は避けた方がよいかも。
トウガラシエキスなどの刺激成分が配合されていて、
皮膚温を上昇させ、血行を改善する効果がある。
消炎鎮痛剤の含まれるシップ
いわゆる、薬としての作用があるシップ。
お薬そのものには、冷感や温感を与える作用がないけれど、
ヒンヤリ感じる成分などが含まれる。(↓ 冷感とはどこにも書いてない)
▲ 今回使ったもの。実家からもらってきた。
これはケトプロフェンという成分入り。
確かに貼るとちょとヒンヤリします。
しっかり効果があるのは、お薬の有効成分。
だから、冷たさを感じなくなっても、消炎鎮痛効果は持続している、という。
このタイプなら、
冷やした方がいいケースでも、温めた方がよいケースでも、
どちらにも消炎鎮痛効果が期待できる そうです。
ちなみに、消炎鎮痛剤を含んでいて、温感を感じるシップもありますが、
これは温めた方がよい慢性疾患に使うとのことでした。
シップの種類について分かりやすくまとめてくださっているページがあったので、
表を引用改変させて頂きます。
第一世代 | 冷シップ(消炎鎮痛剤をほぼ含まない) |
温シップ(消炎鎮痛剤をほぼ含まない) | |
第二世代 | 消炎鎮痛湿布(少し清涼感があり、急性と慢性の両方に使える) |
温感タイプ消炎鎮痛湿布(慢性にのみ使う) |
本当に役立つ豆知識 |井尻整形外科 より引用改変
シップを貼る時の注意事項
※ 喘息の既往がある方は、成分によっては、
シップを使わない方がよいこともあるので、注意が必要。
・同じ場所に長時間貼らない。
・特に温シップは、お風呂に入る30分~1時間前には剥がしておいた方がよい。
・しばらく使ってもよくならないときは、医師に相談する。
まとめ
急性のものは冷感シップ、慢性のものは温感シップ、
消炎鎮痛剤を含む冷たいシップはどちらにもOK、というお話でした。
といっても、、たくさん種類があるので、
新たに購入される際は、
医師や薬剤師さんに相談するのがいいかと思います。
今シップを必要としている方、お大事に…。