満充電、いわゆる充電100%の状態ってあまりよくないらしい。🔋
過放電、いわゆる充電0%の状態もよくないらしい。🪫
一般的には、20%-80%を維持するのがよいらしい。
- 満充電の状態や0%の状態はバッテリーの劣化の原因になる
- 満充電にならない設定が可能な機器が増えている
- iPhone 15 で充電を80%に制限する機能が話題に
- iPadやiPhoneって、バッテリー保護する何かなかったっけ?それ過充電セーブのことじゃないの?
- おまけ・バッテリーの耐用年数に関係する充電サイクル回数の話
🔋🪫🔋🪫
満充電の状態や0%の状態はバッテリーの劣化の原因になる
バッテリーが満充電の状態のまま充電を続けると、つまり過充電の状態が続くと、バッテリー劣化の原因になります。どうも、バッテリー電圧が高い状態で充電するのがよくない ようです。
また、これもよく言われることですが、バッテリーを使い切ってから充電することも、過放電につながり、バッテリーの劣化を早めてしまうので、20%以下にはならないように充電するのがよいそうです。
参考:スマホのバッテリー寿命を延ばす方法(1/2 ページ) - ITmedia Mobile
ということで、
一般的には、20%-80%を維持するのがよいらしい。
ちなみに、私はモバイルルーターを持っているのですが、よく満充電の状態をキープしていたり、0%になったりを繰り返しています。多分持っている機器の中で、一番バッテリーにやさしくない使い方をしてきました。そのせいで、現在バッテリーの状態が非常によろしくないです…。
使わなくなったiPadとかも、放電している期間が長くなりがちなせいで、もうバッテリーは使い物にならないですね…。こっちの方がひどいかも。
満充電にならない設定が可能な機器が増えている
▲ 充電をMax80%に設定している私のノートパソコン
昨年購入したパソコンは満充電にならないようにする設定が搭載されています。
Androidスマホも満充電にならないように設定できる機能が搭載されている製品が増えているとのこと。
もはや標準装備になりつつあるのかもしれません。
iPhone 15 で充電を80%に制限する機能が話題に
ついにというか、やっとか、という感じかもしれませんが、2023年9月に発売された iPhone 15 から、充電を80%に制限する機能がついたと話題になりました。
[設定]>[バッテリー]>[バッテリーの状態と充電]>[充電の最適化]のところで、「バッテリー充電の最適化」「80%制限」「なし」を選択することができるようになったそうです。
これでバッテリーが長持ちするようになったらいいですね。
iPadやiPhoneって、バッテリー保護する何かなかったっけ?それ過充電セーブのことじゃないの?
で…今回記事を書こうと思った理由がこれ。この疑問があったから。
すごくふんわりした記憶で、少し前からバッテリー保護する何か仕様になっていると聞いたことがあるような気がしていたのですが、それは過充電を防ぐ系の話ではなかったのか…?
間違ってはいないけど、満充電を防ぐかというと少し違うのかも
Appleさんからのお知らせをよく見てみると…
iOS 11.3 以降を搭載した iPad や、iOS 12 以降を搭載した iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降には、バッテリーの状態を管理する充電管理機能が備わっており、デバイスが上記のような充電状況で使われている時もその状態を監視し、必要な場合にはバッテリーの最大容量を自動的に引き下げるように設計されています。バッテリーの残量表示には、この調整後の最大容量を基準にした充電残量が表示されるようになります。この最大容量は、iPad や iPhone が長期間電源に接続された状態でなくなれば、状況やバッテリーの状態が許す限り、元通りの値に戻ります。
うーん。つまり、最近のiPhoneやiPadであれば、過充電になることが増えそうなら、そうならないように調整してくれるってことだと思うのですが、80%制限は、そんな調整が行われるより前に、強制的に80%までの充電に抑えるから、満充電になることが決してないわけで、よりバッテリーに優しいかもってことなのでしょうか?
おまけ・バッテリーの耐用年数に関係する充電サイクル回数の話
バッテリーの耐用年数には「化学的経年劣化」が関係してきます。これには単に時間の経過だけではなく、充電サイクルの回数や手入れの仕方などのさまざまな要因が含まれます。バッテリーのパフォーマンスを最大限に引き出し、バッテリーの耐用年数を延ばすコツについては、こちらをご覧ください。たとえば、iPhone を長期間保管するときは 50% 前後充電した状態にしておきます。また、iPhone を長時間直射日光にさらすなど、高温環境下で充電や放置するのは避けましょう。
Appleさんのサイトには、バッテリーの耐用年数は、充電のサイクル回数も関係するとあります。
充電サイクルっていう言葉、よく耳にしますが、充電サイクル回数ってどうやって数えたらよいのでしょう?
その答えも、Appleさんのページにありました。
例えば、バッテリー容量の75%を1日で消費し、夜のうちにフル充電したとします。翌日25%を消費する、すなわち合計100%消費すると、2日で1回の充電サイクルを完了したことになります。
てことは、使った分だけ、充電サイクル回数に影響するってことですね。
不要な時はWi-Fiを切るなど、消費電力を少なくする工夫をすると少しいいのかもしれませんが、あまりやり過ぎると、便利な一面が減ってしまうわけで、、難しいところですね。
とりあえず、一番簡単にできそうなのは、満充電・過放電のまま放置しないこと、かなと思うので、実践していきたいと思います。それではこのへんで( ´ ▽ ` )ノ
追記・2024.11 充電によるバッテリーの影響について
前述の「iPad や iPhone の充電管理機能」の話から想像に難くないですが、アップル公式サイトによると、一応iPadはフル充電になると充電が停止するそうです。
とはいえ、満充電の状態を維持するのはあまり好ましくないですね。
2024年現在、最新の iPad Pro、iPad Air は80%を上限にできるようになったので、ぜひ活用したいところです。
バッテリーがフル充電されると自動的に充電が停止するため、iPad を一晩中充電器につないだままにしておいても安全です。
できれば、フル充電された後は iPad を充電器から外しておきましょう。
バッテリーは充電中に発熱しますが、熱くなると寿命が縮むおそれがあります。熱による劣化や温度の上がりすぎを防ぐため、iPad のバッテリーがフル充電の状態に近づくと、充電電流が漸減します。
iPad がフル充電されたままの時間を極力短くすることで、バッテリーの劣化を軽減することができます。iPad Pro (M4) と iPad Air (M2) では、80 パーセント以上の充電を制限することで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。「上限 80%」を選択した場合、iPad はバッテリー残量が 80 パーセントになったところで充電を停止します。