【革製品のお手入れ】重い腰を上げてお手入れしてみた

人生で初めて持った革製品って、ランドセルな気がするのですが…

私のランドセル、とてもハードな扱いにより、それはそれは傷みまくっていました。

今思えば、少しくらいケアしてあげてもよかったような…💧💧💧

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それは大人になっても変わらず、あらゆる革製品を、ボロボロになるまで使い倒していました。が…しかし!気に入っていた鞄がボロボロになったので、ついに重い腰を上げてお手入れ製品を購入して、お手入れすることにしました。

今回はそんなお手入れ初心者の私が調べた革製品のお手入れの話。

 

 

お手入れについて

製品になったばかりの革はとてもデリケートなので、使い始めの1年間は、月に一度程度お手入れするのがよいそうです。ある程度落ち着くと、傷がつきにくくなってくるので、1年後以降は、3~6か月に一度くらいの頻度でもよいそう (財布などの頻繁に触るものなら6-12か月に1回)。

 

表面のホコリや汚れを落とすブラッシングは、使った日の終わりに毎回やった方がよいそうです。

 

…全然やってませんでした。反省。(=_=)

 

いろいろ調べた結果、よさそうだと思ったのがこの手順。

※ 素材によっては、この手順ではない方がよいものもあるので、詳細は専門店や専門のサイト等でご確認ください。

 

① ブラッシングで、表面のホコリや汚れを落とす

革のお手入れで最も重要な工程。

まずは布やブラシを使って、表面のホコリや汚れを落とします。

ホコリがついたままだと、革表面の油分が吸収されてしまうそうです。

やわらかい馬毛ブラシを使うのがおすすめ。

 

② 水拭きする

水に濡らして固く絞った布で全体を水拭きします。

ブラッシングでは落とすことが出来ない汚れをとることができます。

また、古いクリームをある程度落とすこともできます。

なお、水分が抜ける時に油分も一緒に蒸発するので、水分が乾ききる前に油分を入れてあげれば、OKだそうです。

 

この水拭き、「固く絞った布で」とよく紹介されているかと思いますが、水が滴る程度に絞って、革に水をしみこませる方法もあるようです。この場合は、水拭きのあとに、型崩れしないように、新聞紙などを入れて形を整えて日陰干しした後に③に進みます。初心者の私は、まだ勇気がでませんが…。(゜-゜)

詳しくは下記サイトをご参考ください。

参考:革靴の汚れは「水拭き」でスッキリ!新生活のスタートは足元から | NHK

 

③ クリームで油分補給

クロスにクリームを少量とり、皮革に均一に塗布します。

厚塗りすると、通気性が悪くなり、ひび割れの原因にもなるそうです。

少量で十分。

 

特に、よく手で触るものは、皮脂で油分が補給されるから、クリームをたくさん使う必要はないのだそうです。

 

④ ブラッシング

クリームが一か所に偏ったままにしてしまうと、劣化の原因になってしまうので、それを防ぐために、ブラッシングをしてクリームを革になじませます。

クリームの塗りすぎによる白濁を防ぐこともできます。

コシのあるブラシで強めにブラッシングするのがコツ。

この工程で、新しいクリームに溶けた古いクリームを一緒に掻き出すことができるのだとか。

 

クリームを全体にまんべんなく塗る時は豚毛ブラシかクロスを使うのがおすすめのようです。

参考:靴磨き用ブラシの違いと種類の使い分け方を徹底的にご紹介!【おすすめブラシ】 | 革靴ジャーナル.

 

⑤ 乾拭き

④に引き続き、乾いた布で全体を乾拭きします。

余分な油を取り除いて、ツヤをだします。

 

なお、最後に山羊毛を使ってブラッシングすると、より表面が整い、仕上がりがきれいになるようです。

これでお手入れ終了です。

 

参考:たった5つのステップで、革の寿命が5年のびる。本当に革のことを考えたお手入れ方法をご紹介 | sot(ソット)公式サイト

 

 

購入したもの

実際お手入れをするにあたり、家に何もないので、お手入れセットを購入することにしました。

今回は、Amazon などの通販で購入できる以下の商品をポチリ。

 

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クリームとブラシとかがセットになってる Collonil (コロニル) というドイツのレザーケアのブランドのものです。

栄養クリーム、仕上げ用のポリッシングブラシ (山羊毛)、アプリケーションブラシ、フランネルクロス (これはコロニルのものではなさそう) のセット。

 

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なお、本当に何も持っていないので、これ以外に、最初に汚れを落とすためのブラシも購入しました。

 

シュプリームクリームデラックス

クリームの名は、1909 SUPREME CREME DE LUXE (シュプリームクリームデラックス)。靴屋さんで見たことある…。シーダーウッドオイル、ラノリンなどのオイルが配合された栄養クリームです。フッ化炭素樹脂が入っていて、撥水効果もあるそうです。有機溶剤は不使用。保革・栄養・柔軟性を与える効果があって、皮革製品に潤いを与えて、ツヤも出ます。

 

ツヤありのスムースレザー、ブラッシュレザー (特殊研磨加工された皮革)、ツヤ感のある爬虫類皮革などに使うのがおすすめみたいです。ツヤが出るので、マットな質感のスムースレザーには向いていないとのこと。

 

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100mL入りなので、たっぷり使えます。

30cm×30cmに1mLのクリームを塗布するのが目安だそうです。

なお、いろいろな方の意見を拝見する限り、長期間保管する場合は、乾燥しないように注意が必要だそうです。私は、ジッパー付きの袋に保管することにしました。

 

 

フランネルクロス

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付属のフランネルクロスは、クリームを塗ったり、磨くときに使うためのもの。

フランネルというのは、太くて短い紡毛糸を使った、柔らかい毛織物のこと。フランネル生地は、デリケートな皮革製品のお手入れに最適なんだとか。

↑ なお、一部縫製されていないようですが、用途からは特に困ることはなさそう。

 

先日、無印良品に行った時に、これも買ってみました。

お手頃価格だし、今度使ってみようと思っています。

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アプリケーションブラシ (馬毛)

クリームの塗り込みに使う。指が入らないような細かいところへの塗布にも向いています。

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ポリッシングブラシ (山羊毛)

最後の仕上げ用。

これは最後に、全体の表面を整えるために使います。

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今回購入したセットに入っていたので、活用しようと思います。

毛を立てるように当てて、一定方向にブラッシングすると、より一層のツヤ感がでるそうです。

なお、この商品の注意書きに、はじめは毛が抜けやすい、とありました。私はそこまで気になりませんでしたが…。

 

ブラシ (馬毛)

ホコリや汚れをとるためのブラシ。私はお手頃価格のこれを購入してみました。

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最後に

ということで、今回紹介したお手入れ手順にある豚毛のブラシだけ持っていませんが、とりあえず、これで、早速最近使っている鞄などをお手入れしてみました。

クリームの加減がまだ手探りではありますが、長く使うことができるように、丁寧にお手入れしていきたいと思います。

それでは今回はこのへんで。(*'▽')/