せいろを使った蒸し料理にハマっています。
今までわざわざ蒸すのが面倒くさくて、敢えてサツマイモを買うことがなかったのですが、せいろを使うようになったので、試してみることにしました。
サツマイモ…予想以上に簡単で、予想通りの美味しさでした。
なぜサツマイモは甘くなるのか
焼き芋や蒸したサツマイモって甘くておいしいですよね。
なぜ甘くなるのでしょうか。
サツマイモを加熱すると、サツマイモに含まれるβ-アミラーゼという酵素の活性が高まり、サツマイモのでん粉がマルトース(麦芽糖)に分解されます。これが、さつまいもの甘味のもと。β-アミラーゼが働く温度は60-65℃で、75℃を超えると働かなくなるので、調理法によって、甘さが変わってきます。
せいろで蒸すと、まさにこのβ-アミラーゼが働く温度で加熱することができるので(60-70℃)、甘いサツマイモになるということなのですね。
電子レンジで加熱すると、内部温度の上昇が早いので、β-アミラーゼが十分働けないうちに失活してしまい、あまり甘くならないのだそうです。
サツマイモを蒸してみる
初めてサツマイモを蒸した時の様子 (右下)。この時は10分くらいで柔らかくなっていました。箸を刺して確認しているので、見た目がアレですが…(笑)。
竹串がすっと通るまで蒸します。
1-1.5cmくらいの輪切りだと、10分くらいで蒸しあがります。
今回、輪切りの他に、5cmくらいのサツマイモも一緒に蒸してみましたが、こちらは20分~30分時間が必要だったかと思います。
サツマイモについて
保存方法
冷蔵庫NG。寒さに弱いので、室温で保存が基本。新聞紙に包んで、風通しのいい場所で保存するのがベスト。寒い場所に置く場合は、新聞紙に包んだ後、ダンボールや袋に入れる。温度は15度前後になるようにします (温度13度、湿度85-90%が最適だそうです)。常温保存は、うまくすれば4-5ヶ月はもつ。
また、生のままカットして冷凍もできます。
私は今回残ったサツマイモは輪切りにして冷凍しました。
せいろにポンと入れて、手軽にホクホクのサツマイモを手軽にいただくことができました♪
食べたい時に好きな量だけすぐ調理できるので、冷凍おすすめ✨
甘くて美味しい優秀なサツマイモ🍠
サツマイモはビタミンCや食物繊維が豊富。また、抗酸化作用のあるビタミンEやカリウムなども含まれています。
秋冬には、蒸し料理用に常備しておきたいと思います。
参考にさせていただいたサイト
さつまいもの甘さの秘訣|名古屋学芸大学 管理栄養学部 (nuas.ac.jp)
さつまいもの栄養!甘さが増す理由と、蒸し&レンジの食感の違い|カゴメ株式会社 (kagome.co.jp)