やけど。応急処置の話。

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こんにちは。うっかり、やけどしました。

まさかの、焼きすぎた とうもろこしが、はじけて直撃するという (笑)

指に水泡ができてしまいました。。(´_ゝ`) 無事治りかけておりますが…。

 

ということで、今回は、やけどをした時の応急処置について、調べていきます。

 

※やけどにも程度がいろいろあります。

判断に迷う時、範囲の広いやけどの場合は、必ず早く医師の診察を。

子供さんや高齢の方の場合も注意が必要です。

※熱い気体やススを吸い込んでしまった時など、気道熱傷を疑う場合は、最初は何ともなくても、徐々にのど (気管) が腫れて呼吸ができなくなることがあって、とても危険です。かならず救急車で病院へ。

 

 

やけどって何?

医学用語で専門的に言うなら熱傷。

熱による皮膚や粘膜への損傷。

高い温度だけでなく、40-55度くらいのものでも、長時間接触しているとやけどになることがある (低温やけど=低温熱傷:深いやけどになりやすい)。

例えば、湯たんぽや電気毛布、カイロなどによってやけどしてしまうことも珍しくない。。

患部に細菌が感染すると、悪化してしまう。

 

やけどの程度は?

皮膚の、どの深さまで影響があるかで、症状、治療法などが変わってきます。

 

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必ずしも全てが当てはまるわけではありませんが、こんな感じ。

( II度の分類を自分ですることは難しいことも多い。)

分類 症状 皮膚の状態 皮膚の色
I度

痛みあり

知覚過敏

乾いている。

紅斑
II度 (浅達性)

(強い) 痛みあり

知覚あり

水泡 (水ぶくれ) あり

水泡を圧迫すると赤みが消える。

紅斑

II度 (深達性)

痛みあり

知覚は鈍くなる

水泡 (水ぶくれ) あり

水泡は圧迫しても赤みは消えない。

紅斑

紫色~白色

III度

痛みがない

乾いている

硬くなっている

場合により炭化している

水泡 (水ぶくれ) はない

褐色または白色

黒色

※紅斑:皮膚が赤くなっているけれど、圧迫したら赤いのが消失する状態。

※自分で水泡を圧迫して、確認する必要はない。潰れたら大変なので。。

 

応急処置

1.とにかく、まず冷やす!!

とりあえず何でもいいので、1秒でも早く、手近の水をかける。

その後もしばらく冷やす。

冷やすことで、やけどの進行を防ぎ、痛みを和らげることができる。 

 

やけどの範囲や年齢等にもよるけれど、流水で15~30分

指先や足などは、1時間ぐらい冷やしてもよい。(冷やしすぎないように注意)

基本は水道水、広い範囲の場合は、お風呂のシャワーなどでも。

 

※ただし、皮膚を傷つけてしまわないよう、水の勢いには注意。 

長時間冷やしすぎると、 低体温になってしまうことがあるので、注意が必要。小さいお子さんや、高齢者の方は、特に注意。

ある程度冷やした時点で病院へ。

 

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氷水である必要はないんですね (*´Д`)

流水をあてるのが難しい場所の場合は、、保冷剤や氷を包んだ冷たいタオルなどで、とりあえず冷やす (直接氷を当てると、凍傷を起こすかもしれないから注意)。

 

冷却ジェルやスプレーは、使わないようにしましょう (´_ゝ`)

 

衣服の上からやけどをした場合は、衣服の上から直接冷やす。無理に脱がすと、皮膚が剥がれたり、水泡が破れて、より悪化することがある。
 

水泡 (水ぶくれ) はつぶさないようにする

 

腫れることがあるので、指輪や腕時計などのアクセサリーは早めにはずす。 

 

2.応急処置の後はどうすれば…?

どの程度のやけどなら病院に行くべきか…というのは、難しい質問のようです。

ただ、どの程度のものであっても、受診は問題ない、ということのようです。

      (((*TДT) やけどしましたぁ...    

  

少なくとも、水ぶくれができるような場合は、

病院で適切な治療をうけるのがいいんじゃないかなと思います…(´_ゝ`)

II度以上の熱傷は、何らかの跡が残ることがありますが、適切な治療を受けることで、多少なりとも改善することができることもあるようです。

 

広範囲に深い熱傷がある場合や、気道熱傷の可能性がある場合は、生死にかかわることもあり、入院が必要になることもあります。

 

特に、子供さんや、高齢者の方、糖尿病などの持病のある方、

湯たんぽや電気毛布、カイロなどによる低温熱傷の可能性のある方などは、

思っている以上に深い熱傷 (ひどいやけど) の可能性がありますので。。

診察を受けた方がよいと思います。

 

基本的に、受診までは、自分の判断で薬を塗らないようにします。

その後の治療に障害が出てしまうかもしれないので。

清潔なガーゼなどで保護して、病院へ。

 

 

 

受診する科は?

皮膚科、形成外科、救急など。

 

 

詳しく知りたい時は。。 

いくつかの専門学会のホームページへのリンクを貼らせて頂きます。

私も参考にさせて頂いておりますが…ご参考まで。

 

やけど Q1 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

一般社団法人 日本熱傷学会【熱傷(やけど)に関する簡単な知識】

 

日本創傷外科学会

 

白クマ先生の子ども診療所|日本医師会

 

 

 

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